其の一 わからんことは聞く！ちゃんと聞く！
１年目の時に私がプリセプターさんから顔を合わせるたび言われたことが「とにかくわからないことは聞くこと」これです。「うわーちょっと自信ないけど、皆んな忙しそうで聞きにくいな」「前も1度教わったのにまた聞くと怒られるかな」なんて思うこともあるかもしれませんが、そーゆー場面では勇気を出して質問してみてください。「自分で考えてから聞いて」「さっき説明したよね」そんな注意をされるかもしれませんが全然気にしないでください。勇気を出してきちんと確認できた証拠です。
１年目にきちんと分からないことを１つ１つ確認しておくことが、２年目、３年目になって「今更こんなこと聞けない」「なんか雰囲気でやってたけどよくよく考えたらあんまり理解できてない」ということを減らしてくれると思います。
其の二 とりあえずメモっとく！なんでもかんでも！！
私はいつもメモを2種類持っていました。とにかく言われたことを殴り書きする用と、綺麗に書く用。１年生のうちはきっと、毎日自分の脳のキャパシティーを超える情報量が入って来ます。1日終わって家に帰る頃には午前中の記憶は遥か彼方です。ですので言われたことは全部、とにかく一旦殴り書いておいて、自宅に帰ってから「今日は何を教わったっけ」と思い出しながら必要な部分を綺麗に書く用のメモに書き写す。ということにしていました。これ、めちゃおすすめです。あと、こっちが何か教えている時にメモを取ってくれると普通にちょっと気分がいいです。一生懸命感がすごいでるのでやって損はないと思います。
其の三 仕事は（基本）楽しくないものと心得る
１年目も数ヶ月経って「ちょっと仕事も覚えた。受け持ちも始まって楽しくなってきたぞ」のタイミングで「新しいことどんどん覚えて楽しくなってきたかもしれないけど、あんま、楽しまないほうがいいよ。楽しいと思ってるとしんどいことあった時折れちゃうから」って副師長さんに言われたんですよ。なんかそれを今までずーーっと覚えてて、しんどい時があっても「あーーーーだるい！でもしょうがないか仕事だから！！あーーーあ！！ボーナスまだかな！！！！！」って思ってました。看護師という仕事は結構ストレスフルなのでそれくらいの、ある種の意識の低さで働いていた方が長く勤めやすいのかもしれません。もちろん仕事を楽しいと思えるのは素敵で、とっても良いことですけどね！！
其の四 １年目で自信は持てなくて大丈夫
「１年目なんですが仕事に自信が持てなくてしんどいです。」「病棟のお荷物状態で辛いです、、」といった声がインスタグラムで届くことがあります。
私も１年目の時、とにかく自信がなくて、何するにも怖くて「ミスしたらどうしよう」「自分のせいで患者さんが死ぬんじゃないか」と怯えまくっていまして。母に泣きながら電話したんですけど『悪いけど何にもできない１年生1人に患者の命がかかってるなんて思わなくていい。１年生が間違えたことしないように監視しておくのがリーダーの仕事。ちゃんと報告連絡相談してれば問題ないから大舟に乗った気持ちで働きなさい。』と言われて随分心が軽くなったのを覚えています。最初は不安でしんどいことも多いと思いますが、１年目から自信たっぷりでミスしちゃうより1000000000倍いいです。人の命が関わるからこそ、それくらいの慎重さで、心配なことはどんどん周りに相談していきましょう！
其の五 病棟で号泣してもしんどくて休んじゃっても何事もなかったように出勤する
ナースステーションのど真ん中で嗚咽級の号泣しても、先輩に大怒られしても、メンタル的にしんどくて休んじゃったとしても次の出勤日には何事もなかったかのように出勤しましょう！「どうかしたんですか？」って顔で。「この前大丈夫だった？」って気を遣われたりするかもしれません。そーゆー日ってほんと、行くの憂鬱になりますけど大丈夫です。みんな見慣れてるからすぐ忘れます。ほんとすぐ忘れるんで。
なんなら皆んなが覚えてるうちに「ああ、、大丈夫です、、（悲しげな少し無理した感じの笑顔）」と、『傷は癒えてないけど無理して頑張ってます』感を演出して優しくしてもらえる間はたっぷり優しくしてもらうのも良いかもしれません。笑
其の六 健康＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞仕事
「あの子病んで来れなくなっちゃったんだって」「うちの病棟の1年生、５人中もう２人しか残ってないわ〜」「え、誰も辞めてないの？すごいね」という会話が普通に交わされるくらいには、看護師は人がよく辞めるし、よく病みます。「周りはできているのに自分だけできない、、、もっと頑張らないと、、、」と思うこともあると思うんですけど、人それぞれ得意なことやキャパシティが違いますから、しんどい時には積極的に周りに相談してくださいね。仕事のために体調を崩すなんで超本末転倒ですからね！
これから先何十年か、嫌でも仕事しないといけないわけです。体調を崩さぬよう、とにかく気長に、ぼちぼちと頑張って行きましょう！ではまた〜！
