【私が実際に働いてみて感じた】ICU(集中治療室)で働くメリットとデメリット3選

はじめまして!『え ま』と申します!ICUで3年勤務し、最近訪問看護ステーションへ転職した看護師です!普段はインスタグラムで主に看護師あるあるなどのイラストを書いてます!

今回はフォロワーさんから質問の多い『ICUで働くメリットとデメリット』を私なりにですがまとめてみました!

3年とあまり長くはない勤務期間ではありますが、

希望部署に迷っている学生さんやICU看護に興味のある方の参考になればと思います!

ICUで働くメリット

①様々な診療科の知識がつくこと

ICUに入室する患者さんは診療科を問わず、また複数の臓器障害を持っている状態であることがほとんどです。看護師はそれぞれの診療科がどんな治療をしていて、今どんな状況なのかをきちんと理解しておく必要があるのでおのずと幅広い疾患の知識が得られ、とにかくめちゃくちゃ勉強になるというのが1番のメリットだと思います!

②新人へのサポートが手厚い

ICUというと『患者さんが重症で、なんか機械もいっぱいで怖い』といったイメージがあるかもしれません。(私も最初はたくさんの機械に圧倒され、めちゃくちゃ恐る恐る患者さんに近づいていました!)しかし実際は重症だからこそ、新人の教育体制やフォロー体制が整っていると思います。新人としてとても守られた環境で成長できたなと感じます。

重症患者をひとりで看護するようになっても、フロアがひらけていてカーテンの向こうに先輩がいてとても心強かったです。(心配なことはすぐに相談していましたし、患者さんの急変にも隣にいた先輩がすぐに駆けつけてくれました。。!)(サポート体制については職場によってもかなり差があるとは思いますが!)

③受け持ち人数が少なく患者さんの状態観察に集中しやすい

ICUでは患者さんが重症な分、受け持ち人数は2〜3人程度でした。鎮静管理されていることが多く、患者さんと直接コミュニケーションをとる機会は一般病棟に比べて少ないですが(ナースコール対応も少ない)患者さんの状態観察、管理に集中することができます。

ICUで働くデメリット

①患者さんの命に関わるというプレッシャーが強い

患者さんの命に直接関わる医療機器や薬剤を扱う機会が多いので、やっぱり精神的なプレッシャーはありました。メリットで挙げたように先輩やリーダーにサポート受けられましたがやはり慣れるまではかなり怖かったです。。。ですが患者さんの命に関わるからこそ、やりがいや、患者さんが回復した時の喜びも大きいのだと思います。

②勉強に私生活の時間が取られる

1年生のうちは特に、毎日知らない疾患に出くわしては調べ、出くわしては調べの繰り返しでした。また仕事終わりや土日に同期と図書館で勉強していました!私生活を勉強時間に費やす必要はあるので、「休みの日は休みたい、、」という方には不向きかもしれませんが、自分の勉強したことが仕事に生かされた時はとても嬉しかったですよ。

③患者さん1人1人とじっくり関われない

患者さんの入れ替わりが激しいのも特徴の1つです。3連休明けに仕事に来ると知らない患者さんだらけになっています。1人1人の患者さんとゆっくり話したり、関係性を構築していくことがあまりないので少しドライというか、寂しい印象があるかもしれません。

まとめ

超急性期なのでもちろん人によって向き、不向きが大きい部署ではあるかと思います。また看護が医療の進化に伴ってどんどんアップデートされてゆくので、常に勉強する必要があり大変だと思いますが、大変な思いをした分得られるものはとても多いと思います!こちらの記事は私の個人的な意見であり、病院によっても状況が違うと思いますが少しでも参考になれば幸いです!

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